投資顧問が重視する添付書類を住友重機に見る

投資顧問が投資先を判断する際に注意するのは株価の動きはもとより、金融庁に各会社が提出し公開される有価証券報告書が非常に重要な要素です。中でも多くの投資顧問は本体よりも添付書類に注意する傾向が有ります。有価証券報告書の本文には業績や売上利益、資産の内訳などが記載されますが、その詳細な背景は添付書類で明記されるからです。
特に事業計画の内訳やリスク分析などを記載している項目も多く、投資家にとっては非常に重要な情報となるばかりでなく、業績の推移なども明らかにされるため経営状態が良く分かる物になっています。
住友重機を例にすると、特に目立った動きはない旨記載されていますが、その中でも各部門の業績が昨年に比べ若干沈み気味ではあるものの総合的には昨年並みという記述がされています。しかし、住友重機の得意分野である産業機械部門が増益となりながらプラントなど比較的新しい部門が減益というポイントは要注意で、今後の住友重機全体の事業の方向性が整理される方向に動くことを予感する投資顧問も少なくありません。このように有価証券報告書の添付書類を見ると会社の考え方が予測できる側面があり、非常に重要な情報が隠れている可能性があるものです。もちろん、あくまでも推測されたものなので必ずしも信用できる情報ばかりではありませんが、このような情報を効果的に入手することで正確な予測を行うのが投資顧問の重要な仕事です。
投資顧問の仕事は、顧客に優良な投資を行ってもらうためのアドバイスをすることですが、その為にはより良質の情報を得る必要があります。その為には有価証券報告書の添付書類も非常に有効な情報となります。この情報にリアルタイムで起きる様々な企業情報を組み合せることでより精度の高い投資情報を売ることができるのです。